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映画 くちづけ レビュー

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『くちづけ』という映画がギャオでやっていたので見ました。ネタバレを含みます。

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私はこの映画は、くちづけだけに恋愛映画かと思っていたのですが、実際見てみると親子愛の方がメインの話でした。

身内が障がい者という事で結婚相手からお断りされたりという事も実際あるようです。そして障がい者本人も、入れる場所がなかなか確保できないという問題もありそうです。私は知らない世界です。実際に身内にそういう人がいないとわからない事でしょう。

私は以前アルバイトで食品工場で働いていました。そこで軽度知的障害のある人がいたのですが、すごく純粋で優しい人でした。しかし、たまにはポカをするようで職場の人に叱られたりしてました。障がい者が働くというのは実際大変な面が多々あると思います。職場にはいい人ばかりではないですし、チョコレート工場でのパワハラで自殺者がでたのは最近の事ですが、健常者ですらあのような目に合う事があるのです。

この映画を見ていて思い出したのが、相模原障がい者施設殺傷事件です。決して許される事ではないと思いますが、実際に対応していた元職員だというのですから、何か考えさせるものがあります。

これから遺伝子工学が進みますと、映画ガタカのように障害のでないように人工的に選別していく事が可能になるだろうと思います。それまでは、今の現状を維持するしかないと思います。映画の中で、知的障害を持つものが犯罪を犯して刑務所しか居場所がなくなってしまうとの事をいっていましたが、国が施設を作らないとそのような事が続いてしまうでしょう。今いる障がい者のための支援は続けていくべきだろうと思います。

ギャオのレビュー見ていると、これは感動ポルノだという言葉がわりと出てきます。私は感動ポルノって言葉好きではありませんね。和訳が悪いのでしょうか。何か逆に気持ち悪いです。素直に映画作品として見て、あぁこういう事もあるのだなでいいと思うのですがいかがでしょう?

また、うーやん役をやっていた俳優さん(宅間孝行)ですが、かなりうまいですね。障害があるのだけど明るい性格をうまく演じています。しかし残念なのが、私生活では多少問題のある方のようです。人はつくづく完璧ではないと感じます。

 ☆☆☆3.8