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映画 ケンタとジュンとカヨちゃんの国 レビュー

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ケンタとジュンとカヨちゃんの国がギャオで放映していたのでみました。

 

 

この映画はいわゆる怒りの話である。理不尽な事に対する怒り、どこにもいけない怒り。そういったものをすごく感じる。そして私も怒りを感じた。

ケンタとジュンは解体現場で働いている。上司がものすごいパワハラをする。結構よくある話だ。現実もありそうだと思った。解体という仕事はこれから伸びる仕事だと思う。昭和の時代に作られた家は次々と解体され新しい家に生まれ変わっていく。そういった意味でも成長産業である。しかしその一方でこのように若者が搾取されていたりするのである。リアルな感じが一層怒りを感じた。

上司を演じる新井浩文ははまり役である。

他の俳優もはまっていると思う。高良健吾だが、NHKで見せた演技とは全く違う。軽薄だがどこか憎めない子の役を演じている。役の幅が広いと感じた。成長したとも言う。

この映画、賛否両論があるが、見終わってから彼はあの時どのように感じていただろう?彼女はあの時どのように感じていただろう?とふと思い出す『するめ』のような映画である。

 

☆☆☆3.8