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映画 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン レビュー

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ギャオで東京タワー オカンとボクと、時々、オトンが放映したので見ました。

 

 

リリーフランキーの実話をもとにつくられた話です。私も思いますが、20代の頃ってなんで堕落してしまうのでしょうね。親の援助を当り前のように感じて自堕落な生活をなぜかしてしまう。私もこれでした。この家族、本当にいい家族です。親を殺す。子供が親を殺す。こんなニュースが多い昨今では、すごくよく感じますが、昔の親の多くはこのように、子供の幸せだけを祈っていきていたように感じます。私の親もそうです。

だからこそ大事にしたいと思ってはいるのですが、この物語の主人公はオカンを最期まで大事にします。そこが感動しました。オカンが東京に来て一年目、主人公は東京の色々なところを見てまわらせます。それで一生分の親孝行をしてもらったと。

オカンは若い頃、内職の仕事を黙々とし、その後食堂をし、決まった風景を淡々と生きてきました。自分の事はあとまわしで息子の事。そこに息子も東京という風景をみせてあげたいという気持ちがわいたのだと思います。小さな事かもしれませんが、私も親に色々なところをみせてあげたいという気持ちがあります。私たちは一生でどれだけの体験や風景を見る事ができるのでしょうか?それほど多くはないと思います。

この映画みると、私もこのように親をみとらねばならないのかなと、複雑な気持ちになります。その衝撃に耐える事ができるのか。それが不安であります。

その日がくるまでは親孝行を心して生きたいと感じました。

若きオカン役、樹木希林に似てるなぁと思ったら娘の内田也哉子でした。演技うまいですね。この映画はみんな演技がうまいです。

ここ最近で見た映画ではベストですね。

優しい世界です。

 

☆☆☆☆4.5